今季出場した試合ですべて1位になっている得意のショート。この試合も会心の演技を見せて首位発進した。

しかし最終滑走となるフリーは冒頭の3回転アクセル―3回転トゥループを3回転アクセル―2回転トゥループと回転不足になってしまう。
3回転ループもシングルになるなど得点を伸ばせず、フリーは133.71点で4位だったが、ショートで1位だったこともあり2位で初の表彰台となった。
「最終滑走はすごく緊張するものなので、実力を出せなかったのはすごく悔しいけれど、最後まであきらめずに頑張ることができた」
12月に初となるジュニアGPファイナル、そして2度目の全日本で奮起を期待する。

3位は西野太翔。
「全日本ジュニア優勝」を目指し挑んだ今大会。ショートはノーミスで3位に。
「絶対決めたい」と挑戦したフリー冒頭の4回転サルコウは転倒してしまう。

後半の3回転アクセルも着氷が乱れて手をついてしまったことで点数を伸ばせずフリーでは5位となったが、総合で3位となり初の表彰台となった。
12月の全日本選手権について「4回転サルコウ、リベンジしたい」と熱く語った。

4位は植村駿。
選手宣誓を務めた初めての全日本ジュニア。

今季から投入した3回転アクセルをショートとフリーの冒頭に跳び、ともにきれいに着氷。初の全日本ジュニア出場からの全日本出場獲得と大ブレイクとなった。

5位は朝賀俊太朗。
7年連続7回目の全日本ジュニア出場で、遂に全日本出場権を獲得。