ここからは「冬に暖かく、うまく着こなしたい」人にポイントを紹介したい。担当者が「密着して着ていただくと、一番ヒートテックの価値を感じていただける」と話すように、まずは“肌と密着”させることが大切だ。

ヒートテックは首元の形にも種類があり、暖かさを求めるなら、首までしっかりと覆うタイプがお勧め。逆に首元が見えるタイプは、ファッションとの相性が良いという。
さらに暖かくしたいなら、重ね着してもOK。例えば、極暖と超極暖を一緒に着るといったことをしても良いそうだ。
防寒効果を下げる“2つのNG行動”
反対にお勧めできない着こなし方もあって、「オーバーサイズを着る」「ヒートテックの下に普通のインナーをたくさん着る」の2つは、防寒効果を感じにくくなるという。
「サイズが大きいと肌との間に隙間ができ、機能を十分に発揮できません。下着のように、肌と触れるように着用してもらうのが良いと思います」
デザインや生地の厚みなど、自分の好みや生活スタイルに合わせて使い分けをすると、より快適に使えるだろう。
エアリズムを重ね着してもいい
もし、裏起毛が肌と触れる感覚が気になるなら、カシミヤ素材を配合した「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」がお勧めとのこと。
また、寒い外と暖かい室内を行き来してよく汗をかくなら、“裏技”として、ヒートテックの下に「エアリズム」を重ね着する、着こなし方もある。
「エアリズムを着用すると、暖房が効いた室内で汗をかいた時などに、汗を吸収・放出しサラサラに乾かします。そして、重ね着したヒートテックが放出された熱を保温して暖かくするため、服の中の環境を整える効果があります」

夏のイメージが強い「エアリズム」だが、汗を速乾する「ドライ」、汗の臭いを抑える「抗菌防臭」などの機能があるという。
ちなみに、ヒートテックの就寝時の着用は「問題ありませんが、体にフィットさせるストレッチ性のあるインナーなため、気になる方は避けた方がいいです」ということだった。
ヒートテックが、寒い季節を乗り越える“強い味方”という人もいるはず。よく使うなら“肌との密着”を、買い替えのめどやお手入れに役立ててはいかがだろう。