千葉県市原市のホテルで起きた強盗殺人事件で、14日に送検された江川敦容疑者(47)。
江川容疑者とふたりで暮らす父親が、「めざまし8」の取材に対し、今の胸の内を明かしました。
江川敦容疑者の父親:
きのう、朝から警察の方がお見えになって、本当、敦が…気の弱い敦がまさかと思って。
父親によると、昼は溶接の仕事などをしていたという江川容疑者。事件のあったホテルで、夜にアルバイトとして働き出したことも、最近知ったといいます。
江川敦容疑者の父親:
今月になってからやっとホテルにいた、バイトしていたというのを初めて聞きました。
夜帰ってきたから問い詰めたらバイト行っているということで、「そんなもん、体も持たないし、両方の会社に迷惑かけるから辞めなさい」と話して、10月の半ばまでに(バイトを)辞めた。その時も(バイトが)ホテルとは知らなくて…。
ホテルを辞めた直後に犯行に及んだとみられる江川容疑者。
被害者の佐伯仁美さんはホテルで働く元同僚で、江川容疑者は佐伯さんの首を刃物で切りつけるなどして殺害。現金約1万2000円を奪った疑いが持たれています。
江川敦容疑者の父親:
46年見ていましたけども、人といさかいとか、人をだましとかそういう(のはない)ただ気持ちが小心で。
父親によると「小心」で「人といさかいはない」人物だったという江川容疑者。被害者との間に何があったというのでしょうか。
連続強盗の手口を“模倣”か?
警察によると、被害者は、手首をひものようなもので縛られ、首や腹には複数の切り傷があったといいます。
手首を縛るなどの犯行は、首都圏で相次いだ一連の強盗事件でも見られた手口ですが、神奈川県警元捜査一課長の鳴海達之氏は、一連の闇バイト事件とは対象も異なり刃物を使用しているところからも、「ある程度、“模倣”した部分はあると思う」と話します。
警察は、売上金などを狙って犯行に及んだとみて、調べを進めています。
(「めざまし8」11月15日放送より)