11日夜、中国南部にある広東省珠海市で、暴走した車が大勢の人をはねた事件で、地元警察は、少なくとも35人が死亡し、43人がけがをしたことを明らかにした。
徐々に分かってきた、男の身勝手な動機。社会には激震が走っている。

事件のあった体育館入り口には犠牲者を悼む花束

2日がたった13日、現場を訪ねてみると…

事件があった体育館入り口に手向けられた犠牲者を悼む花束
事件があった体育館入り口に手向けられた犠牲者を悼む花束
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事件があった体育館の中には今も入ることができず、その入り口には犠牲者を悼む市民から花束が手向けられていた。

現場には、花束を携えた市民が訪れ、手を合わせる姿が見られた。

ある男性は、あふれ出る涙を必死にこらえながら、「とてもショックです。事件を受け入れることはできません」と訴えかけた。

「離婚後の財産分与の結果に不満」

車を運転していたのは、62歳の男。

その動機は、「離婚後の財産分与の結果に不満を持っていた」という理不尽なものだった。

日本政府は今回の事件を受け、現地の日本人に注意喚起をした。
日本人の被害は確認されていないという。
(「イット!」11月13日放送より)

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