愛知・犬山市の日本モンキーセンターで、お母さんサルに抱かれる生まれたばかりの真っ白な赤ちゃんサルがカメラにとらえられた。
しかし生後100日ごろになると、赤ちゃんの毛が黒く変化する。
飼育員によれば、赤ちゃんを認識しやすくするために、この時期だけ毛色が違うのだという。
真っ白でおてんばな赤ちゃんサル
愛知・犬山市にある動物園の「日本モンキーセンター」で撮影されたのは、お母さんに抱かれ、真っ白な頭をひょっこり出している小さなサル。
この記事の画像(11枚)6月に生まれたばかりのアビシニアコロブスの赤ちゃん「イエモン」くんだ。
飼育員の星野智紀さんによれば、「初めての赤ん坊なので、かなり最初は甘やかされていたというか。やんちゃですね、何も怖いものなし」だという。
毛が白いのは赤ちゃんサルのしるし!
生後100日になると「イエモン」くんは元気いっぱいで、カメラにも飛びかかってくるほどだった。
しかし、動き回る「イエモン」くんをよく見ると、真っ白だった毛が黒くなっている。
毛色の違いについて、飼育員の星野智紀さんは、「(アビシニアコロブスは)アロマザリングと言って、ほかのメスたちが育てたりする。赤ん坊のうちは白くしているのは、まだ世話が必要な赤ん坊が分かるようにして、みんなで育てようね、みたいな感じで色が違う」と解説する。
赤ちゃんのころだけ、わかりやすく色が違うのだという。
では、逆に毛が黒くなると「大人」になったことなのか聞いてみると、「人間だったら幼稚園ぐらいかなっていう。乳もまだ吸っているので、まだまだ赤ちゃんです」と、イエモンくんは小さな赤ちゃんだと話した。
イエモンくんがお兄ちゃんに!
まだまだ甘えん坊な「イエモン」くんだが、10月には妹の「レスカ」ちゃんが生まれ、お兄さんになった。
もちろん、妹の「レスカ」ちゃんも真っ白だ。
数週間違いの赤ちゃん兄弟について、星野智紀さんは「今だと、イエモンと下に真っ白のレスカがいて、そこの色の違いだったり、(親と子の)関係が今までとは違うのが見えてくるので面白いと思う」と語っている。
(「イット!」 11月6日放送より)