山形県内の図書館職員がおすすめの本を選ぶ「山形県図書館大賞2024」の受賞作品の展示が山形県立図書館で行われている。2024年は表紙に着目し、デザインや手触り、厚みにこだわった24作品が選ばれた。

10回目の「山形県図書館大賞」

山形市の山形県立図書館では10月22日から、2024年の「山形県図書館大賞」を受賞した本が展示されている。

この記事の画像(14枚)

「山形県図書館大賞」は、山形県内の公立図書館や高校・大学などの図書室で働く職員が、毎年テーマに沿った本を選んで投票して決めるもので、2024年で10回目になる。

2024年のテーマは「ジャケットが素敵な本」。

『ぐりとぐら』なかがわ りえこ(作)/ おおむら ゆりこ(絵)
『ぐりとぐら』なかがわ りえこ(作)/ おおむら ゆりこ(絵)

読む人に、表紙を見てどんな内容の本なのか興味を持ってもらえればと、このテーマに決まったのだという。

不朽の名作を現代の感性でイラスト化

今回は、デザインや手触り、厚みなどにこだわった24作品が大賞に選ばれた。

『乙女の本棚』シリーズ
『乙女の本棚』シリーズ

受賞作品の中で、県立図書館の職員がおすすめする『乙女の本棚』は、2016年に第1弾が発売され、これまでに43作品が出版されているシリーズだ。

『恋愛論(乙女の本棚シリーズ)』坂口安吾(作) / しきみ(絵)
『恋愛論(乙女の本棚シリーズ)』坂口安吾(作) / しきみ(絵)

中原中也や江戸川乱歩、太宰治などの文豪の名作を、現代のイラストレーターが自由な感性で描いていて、中高生など10代を中心に人気がある。

県立図書館企画課の結城芽依主事は今回の展示について、「気に入ったジャケットを見つけ、一緒に飾ってあるポップも見てもらい、お気に入りの本を探してほしい」と呼びかけた。

受賞作品の展示は、12月14日まで行われる。

(さくらんぼテレビ)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(14枚)
さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。