いまも後を絶たない飲酒運転を撲滅するため、危険性などを広く呼びかける動画を福岡県警が制作した。『未来への道標』と題された動画は、ドラマ編・メッセージ編・通報義務編で構成され、インターネット上で公開されている。
幸せな暮らしが一変…
2006年8月25日に起きた福岡市東区の『海の中道大橋』での飲酒運転事故。幼い3人のきょうだいが犠牲になった。3人の子どもをなくした大上かおりさんは涙ながらにインタビューに応え、飲酒運転撲滅の願いを語った。
▼大上かおりさん(動画より)「おじいちゃん、おばあちゃんと暮らしていて3人のきょうだいは一回もケンカをしたことがなかった。優しいお兄ちゃん2人と1歳2か月の下の女の子はお転婆で…」
笑顔を交えて子どもたちのことを話大上さん。しかし幸せだった時間が一変する。
▼大上かおりさん(動画より)「子どもを助けられなかったということで、自分をずっと責め続けて『不甲斐ないお母さんでごめんね』という思いがずっと…」
あれから19年。いま大上さんは、飲酒運転撲滅へ向けて福岡県を中心に講演活動を行っている。
▼大上かおりさん(動画より)「私は飲酒運転の事故で助かったから代弁者になることができたと思ってるんですよね。でも、多くの人が命を奪われてその事故と状況を知らない人たちがほとんどなんですよ。そこに私が生かされた意味っていうのがきっとあると思って、私は取り組んでいるんですけど」
▼大上かおりさん(動画より)「本当に安易な考えでしてしまう飲酒運転っていうものの恐ろしさっていうのを本当に心の真ん中で受けて止めてほしいなと思って。そしたら被害者というのは生まれないし、亡くなった命を大事に思ってる周りの人たちの人生っていうのも守られるから本気で考えてほしい」
大上さんは、静かに、しかし強い思いで言葉を結んだ。
一度ならず二度までも…
また飲酒運転で2回検挙されたという男性もインタビューに応じ、反省と後悔の言葉を口にした。
▼飲酒運転で2回検挙された男性(動画より)「1度目の時はやっぱ社長さんとか他の同僚の方にはかなり迷惑をかけて。2回目の時ですね。もうちょっと仕事も無くしてしまって許してもらえないし。自分をやっぱり思ってくれてた人たちの気持ちを裏切ったっていうところが一番きついんです」
ドラマ編では自転車の酒気帯び運転に罰則が新設されたことを受け、自転車による飲酒運転で検挙された男性の姿を描いている。
動画は県警のホームページとYouTubeで見ることができる。
(テレビ西日本)
