・新聞や郵便物、宅配便を止める
「長期留守にする際は、配達物は一時停止しておくことをお勧めします。郵便ポストに配達物がたまっていると、『いま留守です』と言っているようなものです」
・雨戸やカーテンを全部閉めて、照明を消す
「照明を点けたままにしたほうがいいのかという質問を受けることがありますが、深夜に照明が点きっぱなしだと逆に不自然です。また、カーテンや雨戸は内部を物色されないためにも全部閉めたほうがいいでしょう」
なお、時間を設定すると生活パターンに合わせ自動的に台所・食堂・風呂・寝室等の照明が点灯・消灯するタイマー機能付きの照明システムもある。留守がちの人は検討の価値があるかもしれない。

・留守中にリアルタイムでSNSに投稿しない
「最近は、SNSに『現在どこへ旅行している』『いつからいつまで旅行に行く』などの情報を発信する人がいますが、自宅を留守にしていることを公表しているようなもの。リアルタイム投稿はやめましょう」
プロにチェックしてもらう方法も
日本防犯設備協会HPには、「防犯チェックシート」があるので、自分でも確認してみてほしい。また、不安がある人は、自治体や地域の防犯設備協会がボランティアで行う「防犯相談」や「防犯診断」を受けてみると心強いかもしれない。

平野 富義(ひらの・とみよし)
NPO法人大阪府防犯設備士協会理事長、公益社団法人日本防犯設備協会理事。1973年エフビーオートメ株式会社を設立と同時に代表取締役に就任、防犯・セキュリティ機器や自動制御機器を約50年にわたり製造・販売。現在は、総合防犯設備士の資格を持つ“防犯の達人”として各地で講演を行っている。
防犯チェックシート:https://www.ssaj.or.jp/pubdoc/pdf/guidebook/171.pdf
日本防犯設備協会:https://www.ssaj.or.jp/