10月1日に発足したばかりの石破新内閣だが、“スタートダッシュ”とはいかないようだ。初入閣した平将明デジタル相(57)に“政治とカネ”をめぐる報道があり、2日の就任会見で質問を受けた。

「詐欺事件企業から献金」一部週刊誌が報道

10月1日に発足した石破新内閣に“政治とカネ”疑惑が発覚か。2日、会見で追及されたのは、平将明デジタル大臣(57)だった。

この記事の画像(10枚)

――一部週刊誌で、平大臣が代表を務める団体が、社長らが逮捕された企業から献金を受けていたと報じられたが?

平将明 新デジタル相:
これはですね、私を支援していただけるいただいている会社から寄付をいただいておりました。その後にですね。破綻、粉飾決済、決算というニュースを見てですね。
その時点で、専門家の意見、弁護士さんにこれどうしたらいいのか、どう返せるのかっていう相談をいたしました。

2024年6月、粉飾した決算書を作成して銀行から融資金5億円をだまし取った疑いで、都内の元社長らが逮捕された。この企業から平デジタル大臣が“詐欺献金”を受けていたことを、1日、一部週刊誌が報じた。

この頃、皇居での認証式に臨もうとしていた平デジタル大臣は、自身のXに「今から宮中です。今晩は行けません。ごめんない」と、ネットでの生配信に参加できないと投稿していた。

“詐欺献金”疑惑の発覚とタイミングが重なったことに、コメント欄には、「自慢しているところ悪いんだが…お前早速文春のネタになってんぞ」「入閣して浮かれているみたいだな」「速やかに説明責任」などの投稿があった。

2日の就任会見で、平大臣は事実関係を認めた上で、今後の対応について言及した。

平将明 新デジタル相:
寄付でいただいたものを返すとなると、寄付をしなければいけない。
政治団体の寄付というのは、いろんな制約がかかっているので、そう簡単に寄付できる話でもない。

マイナ保険証めぐり「閣内不一致」?

一方、平大臣をめぐっては、石破総理との“足踏みの乱れ”の指摘もある。

マイナ保険証への一本化を巡り、石破総理は「納得しない人がいっぱいいれば、併用も選択肢として当然だ」と発言。

一方、平デジタル大臣は1日夜、一本化を「堅持する」と発言した。

会見では、この食い違いについても質問が飛んだ。

――閣内不一致じゃないですか?

平将明 新デジタル相:
閣内不一致ではありません。足を引っ張るつもりはありません。

――ちゃんと話したんですか。石破さんと?

平将明 新デジタル相:
共有をしております。

―― リップサービスで、いいって言ったですか、総裁の発言は?

平将明 新デジタル相:
リップサービスという言葉は誰も使っておりません。
(「イット!」10月2日放送より)