名古屋市千種区で2024年9月、バールのようなものを持った人物が住宅の敷地に進入しました。カメラが犯行の一部始終をとらえていました。
■住人に気づかれ慌てて逃げる様子が防犯カメラに
9月5日の午後10時すぎ、千種区の住宅に設置された防犯カメラの映像には、帽子を被って布のようなもので顔を隠した長袖長ズボン姿の2人組。門に手をかけて開けようとしていました。
通りがかりの自転車に目をやるものの、そのまま続けます。手にはバールのようなものを持っています。
そして、開けられなかったからか、そのまま1人が門を乗り越え、続いてもう1人も。住宅の玄関に向かって数メートル歩いたその時…。
住人の男性:
コラッ!コラー!!
物音に気付いた50代の住人男性が、玄関のドアを開けて怒鳴ります。
2人組は一目散に門扉を乗り越え逃げますが、1人は置いてあったテーブルにぶつかり、ひっくり返る慌てようでした。
すかさず来たのは仲間の車でしょうか、2人組は乗り込んでその場を去りました。
■逃げた1人が再び戻ってきた理由
しかし、これで終わりではありませんでした。1人がライトで辺りを照らしながら何かを探しにきた様子です。
住人の男性によりますと、逃走した際に1人が付けていたとみられるイヤホンが門にひっかかっていたということです。
また事件の数分前、2人組が逃走する際に乗り込んだ車は、様子をうかがうかのように、2度にわたって家の前を通りすぎていました。
警察は、窃盗をする目的で2人組が侵入したとみて捜査を進めています。
(東海テレビ)