秋篠宮妃紀子さまと次女の佳子さまは、9月10日、「日本刺繍」の展覧会を鑑賞されました。お二人で公務に臨まれるのは約5年4カ月ぶりです。

「草乃しずか 日本刺繍展」(東京・中央区)
「草乃しずか 日本刺繍展」(東京・中央区)
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絹糸を用いて伝統的な技法で着物などに施される「日本刺繍」。展覧会では「源氏物語」の
登場人物をイメージした作品など、草乃しずかさんが手がけた約200点が展示されました。

「明石の君」をイメージした几帳(左)と訪問着(右)
「明石の君」をイメージした几帳(左)と訪問着(右)

淡い緑色の生地に白い花々を刺しゅうし「明石の君」を表現したという訪問着を「黄緑がすてきです」と言いながらご覧になった佳子さま。作者の草乃さんが「姫君が目の前にいたらどんな着物が似合うのかを考え、母としての気持ち、純粋さを白い花に例えた」と説明すると、紀子さまは「ひと針ひと針思いを込めて」とうなずかれていました。

また「日本刺繍」専用の針や色とりどりの絹糸、技法を解説する展示の前で、草乃さんから「日本刺繡用の針です。これだけ種類があるんです」と紹介されると、佳子さまは「何種類も使い分けながら?」と質問されました。

「日本刺繡」で使われる針
「日本刺繡」で使われる針

手作りされている針は、糸を通す穴をあけるのが難しいという説明に、紀子さまは「技術が必要」と感心されていました。

作品をじっくり見て回ったお二人は「楽しませていただきました」と感想を述べられたということです。

(「皇室ご一家」9月22日放送)