7月の記録的な大雨で犠牲となった2人の警察官の「警察葬」が山形市で執り行われた。参列した山形県警・鈴木邦夫本部長は「前途有望な二人を失ったことは痛恨の極み」と、2人の早すぎる死を悼んだ。
「警察官としての意志を受け継ぐ」
7月の記録的な大雨で殉職したのは、新庄警察署の佐藤颯哉巡査部長と玉谷凌太巡査長。9月17日、山形市で2人の「警察葬」が執り行われ、県警察本部の鈴木邦夫本部長をはじめとする警察関係者や遺族、山形県知事など約350人が出席し、冥福を祈った。
2人は7月25日の大雨で住民から救助を求める通報を受け、新庄市本合海の福田山橋の近くに出動したが、はん濫した川の水にパトカーごと流され死亡した。
鈴木邦夫本部長は、「警察官の使命を最後まで全うした精神を、警察職員一人一人の心に深く刻み、末永く語り継いでいく」と追悼の辞を述べた。
県警察本部・鈴木邦夫本部長：
われわれ山形県警察職員一同は、あなた方の崇高な警察官としての姿と意志をしっかりと受け継ぎ、山形県の治安維持に一丸となって職務にまい進することを誓う。
2人にはそれぞれ、旭日単光章と警察功労章、山形県知事表彰が贈られた他、岸田首相から「勇気ある行動をたたえる辞」が贈られた。
（さくらんぼテレビ）
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