2024年6月から7月にかけて、部下職員に飲食代約3万円を支払わせたとして、新潟市消防局は南消防署に勤務する40代の男性消防司令補を減給2カ月の懲戒処分にした。男性消防司令補は「指導の一環だった」などと話しているという。

部下に飲食代たかる“パワハラ行為”

9月3日付で2カ月の減給処分(10分の1)を受けたのは、新潟市消防局南消防署に勤務する40代の男性消防司令補だ。

新潟市消防局
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男性消防司令補は2024年6月、部下職員1人と2軒の居酒屋に行き、どちらの店舗でも部下職員に自身の飲食代を支払わせた。

また、7月にも部下職員4人~5人で2軒の居酒屋を訪れ、全ての飲食代を部下職員に支払わせた。

「指導の一環だった」飲食代を清算し謝罪

新潟市消防局によると、7月下旬に被害を受けた部下職員から上司に被害を受けたとの報告があり、事案が発覚。

男性消防司令補に事実確認をしたところ、事実を認めた上で「指導の一環だった。ハラスメントへの意識が足りていなかった。不適切な言動をした。部下に不快な思いをさせた」と反省しているという。

また、部下職員に支払わせた飲食代については全て清算し、謝罪をしたということだ。

普段の勤務態度は真面目だったという男性消防司令補。新潟市消防局では、パワハラ行為が認定されるのは今回が初めてだという。

新潟市消防局は「今後はハラスメント防止対策の強化を含め、一層の綱紀粛正と服務規律の徹底を図り、職員一同、信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。

(NST新潟総合テレビ)

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