パリ五輪で活躍したバレーボール男子日本代表の甲斐優斗選手。地元・宮崎で開かれた国民スポーツ大会の九州ブロック大会に参戦し、世界レベルのプレーでファンを沸かせた。テレビ宮崎の独占インタビューに応じ、パリオリンピックを振り返ると共に、「次」の目標を掲げた。
地元宮崎で国スポ代表決定戦
2024年10月に佐賀県で開かれる国民スポーツ大会への出場権をかけた代表決定戦は、18日に宮崎県都城市で開かれた。

パリオリンピックから戻った日本代表・甲斐優斗選手は宮崎代表として戦い、圧巻のプレーを見せた。試合には敗れたものの、パリを経験した世界レベルのプレ―に会場は大いに沸いた。
甲斐選手の母 照美さん:
負けて悔しいんですけど、ナイスサーブも見られたし、とても良い試合でした。もっともっと実力をつけて、日本の中心になれるような選手になっていってほしいです。

大会終了後…甲斐選手は宮崎市の青島神社を訪れ束の間のオフを過ごした。
独占インタビュー
そして…所属する専修大学の合宿に合流する甲斐選手が、出発を前に、特別にインタビューに応えてくれた。
Q久しぶりに宮崎でプレーして
バレーボール男子日本代表 甲斐優斗選手:
スケジュール的にはかなり厳しかったですけど、こうして宮崎の地でバレーボールができたことはすごくうれしく思います。
Q3年後の宮崎国スポへの思い

バレーボール男子日本代表 甲斐優斗選手:
ロサンゼルスオリンピックもあるので、そことの兼ね合いでどうなるか分からないですけど、出れるなら出たいと思っているので、バレーボールをしている子供たちにも夢を見せるというか、宮崎県がスポーツで盛り上がると思うので、そこでプレーすることは良いのかなと思います。
Qパリ五輪を経験して

バレーボール男子日本代表 甲斐優斗選手:
他の大会とは比べ物にならないぐらい独特な雰囲気だったので、今までの大会とは違ったものを感じることができましたし、今回オリンピックに参加したチームすべてを見ても力の差はほとんどなくて、どこが勝ってもおかしくない中で一つのミスや一つのプレーが勝敗を分ける部分だったなとすごく思います。
Qドイツ戦での五輪デビュー
バレーボール男子日本代表 甲斐優斗選手:
いつも通りと心がけてはいたんですけど、やっぱり一発目のサーブの時はいつもと何か違う部分があったなとすごく感じました。そこからいつも通りの自分になったと思いますし、サーブでブレイクできたのは良かったなと思います。
Q初得点は
バレーボール男子日本代表 甲斐優斗選手:
オリンピックに出るからには得点を取りたいとすごく思っていたので、レセプション(サーブレシーブ)が悪かったところからの得点だったので、うれしい思いもありますけど、もっと丁寧に出来ていたら良かったなと思います。
Q準々決勝を振り返って
バレーボール男子日本代表 甲斐優斗選手:
3セット目の最後の1点というのは取らなければいけない場面だったんですけど、とりきれないのも「これもバレーボールだな」とすごく感じましたし、1点の重みを感じる試合だったと思います。
Qパリでの経験をどう今後に

バレーボール男子日本代表 甲斐優斗選手:
ネーションズリーグもかなり本当に面白いなと感じていたんですけど、オリンピックを経験してこれを超える大会はないなと感じたので、4年後のロスやその後のオーストラリアでのオリンピックを目指して今後バレーボールをやりたいと思います。
Q宮崎のファンにメッセージ
バレーボール男子日本代表 甲斐優斗選手:
オリンピックではたくさんの応援ありがとうございました。これからまた4年後のロサンゼルスオリンピックに向けて自分のプレーを向上させていけるように頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。

大舞台を経験し一回りも二回りも大きく成長を遂げた甲斐選手。
日本中の期待を胸にさらなる飛躍を誓った。
(テレビ宮崎)