パリオリンピック・サッカー男子日本代表は日本時間25日未明、初戦でパラグアイと対戦し、5-0で勝利した。三戸舜介選手が先制ゴールを含む2得点を挙げる活躍で、途中出場の藤尾翔太選手も2得点を挙げるなど、攻撃陣が爆発した。
日本のスターティングメンバーは、ゴールキーパー小久保玲央ブライアン選手、右サイドバック関根大輝選手、センターバックが木村誠二選手と高井幸大選手、左サイドバック大畑歩夢選手、ボランチに山本理仁選手と藤田譲瑠チマ選手、二列目に斉藤光毅選手と三戸舜介選手と平河悠選手、1トップに細谷真大選手。
前半5分、日本は山本理仁選手の右コーナーキックから関根大輝選手がヘディングシュートを放つが、惜しくも相手キーパーにセーブされる。
前半19分には、相手陣内左サイドで斉藤光毅選手のスルーパスに抜け出した大畑歩夢選手が、クロスを入れると見せかけ、マイナス方向にいた三戸舜介選手に冷静なパス。三戸選手が右足でファーサイドに打つと見せかけて相手ディフェンダーの股下を通すニアサイドへの冷静なシュートでゴールを揺らし、日本が先制した。
前半25分には、球際での競り合いの中で平河悠選手の足首を踏みつけたとして、オンフィールドレビューの結果、パラグアイ・ビエラ選手にレッドカード。日本は前半の早い時間に数的有利となった。
しかし前半32分、その平河選手がピッチに座り込んでしまい、そのまま担架で運ばれ佐藤恵允選手と交代となった。前半はそのまま1-0でハーフタイムへ。
そして後半。11分には、相手コーナーキックのこぼれ球からシュートを打たれサイドネットを揺らされる、冷やっとするシーンも。
後半18分、相手ペナルティエリア内の左サイドで相手選手との1対1を華麗な個人技で制した斉藤選手が、ふわりとクロス。中で待ち構えていた三戸選手が頭で合わせ、ゴールネットを揺らし2-0に。
さらに後半24分、右サイドを突破した佐藤選手がマイナス方向にグラウンダーのクロス。ゴールに背を向ける体勢で受けた斉藤選手が、走りこんできた山本選手に優しく落とし、山本選手が左足でワントラップしてからミドルシュート。リードを3点に広げた。
後半36分には右サイドからのフリーキックに藤尾翔太選手がヘディングで合わせて4点目。
後半42分には細谷選手のスルーパスに抜け出した藤尾選手が相手ゴールキーパーとの1対1を制して5-0。
日本は南米予選を1位で通過してきたパラグアイを相手に、パリ五輪の初戦を圧勝で飾った。