林官房長官は5日の記者会見で、再来年2026年に昭和元年から100年を迎えることを受け、これを記念した施策を行うための推進室を内閣官房に設置することを明らかにした。
林長官は会見で「再来年の令和8年に、昭和元年から起算して満100年を迎える。昭和百年をきっかけとして激動と復興の昭和の時代を顧み、将来に思いを致すことは大変意義深いことだ。そのため、内閣官房に昭和百年関連施策推進室を設置し、昭和百年の関連施策の基本的な考え方等について検討を進めることとする」と述べた。
昭和100年については、5月31日に、自民・公明・維新・国民民主など超党派の議員連盟が政府に対し、1968年に政府主催の明治百年記念式典が日本武道館で開かれたことを踏まえ、「令和8年に国を挙げて昭和百年記念式典を盛大に開催することは激動と復興の昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す機会となり、我が国の新たな平和と繁栄の出発点になるものと期待する」として、記念式典の開催を要請していた。
今回設置される推進室で今後、記念行事の開催など関連施策を具体的に検討するとみられる。