橋下徹さんが「75歳での免許返納義務化」を提言した。

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6月19日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演して話したものだ。番組では、高齢ドライバーが運転する車の事故に関するニュースを伝え、免許返納について触れたところで提言を求めた。

橋下さんは「高齢者を非難するような形でこの話を進めるとうまくいきません」と前提を示した上で、次のように応じた。

橋下徹さん:年齢については、合理的な理由がないから政治が線を引かなければならないんですが、免許取得できる年齢も日本は18歳ですけど、アメリカなど16歳っていう国もあるんですね。はっきりは分かりませんが、一応、後期高齢者医療制度の開始時点が75歳なので、いったん免許返納を義務化しておいて。ただ、いろいろな技術があるので、サポートカーを条件として付けて、年齢をもうちょっと伸ばすとか。

橋下さんはこのように話し、「75歳免許返納義務化」を提言。また、そのために必要なものとして、ライドシェアを挙げ、次のように話した。

橋下徹さん:少子高齢化時代、やっぱりライドシェアですよ。これは今、タクシー業界と政治がぶつかり合っていますけども、免許保有者が6000万人ぐらいいるので、この免許保有者6000万人がそれぞれ持っている自家用車を最大限フル活用して、人も乗せ、貨物も荷物を運ぶ。タクシーや公共交通機関の路線バスではなく、みんなが持ってる免許で、自家用車で乗せていってあげる。
 今の日本版ライドシェアは、タクシー会社に雇用されなければならない。タクシーの免許(二種免許)は要らないんですけども。そうではなくて、欧米でやっているように、いつでもどこでも空いた時間にちょっと運んでいくということができるような社会にしていけばいい。それでも、ライドシェアでも無理な場所は、税金を投入して路線バスを走らせるとか。やっぱり、ライドシェアを全面解禁するのは、少子高齢化時代で絶対必要だと思いますね。

■母親には60代前半で「返納させた」

番組で橋下氏は、自分の母親には60代前半の時に免許返納するよう求め、母親は返納したものの、今もそれについて怒っているという個人的な経験についても披露。次のように語った。

橋下徹さん:この話をするのに、いつ免許返納したのか、番組が始まる前に確認したら、もう、怒り沸騰で。母親が。思い出すだけでも腹が立つって。60代前半で返納させたんですよ。

橋下さんの子どもが生まれ、孫にあたるその子を母親が車に乗せてしばしば遠出することが少し心配になったことと、駐車場のスペースを自分に譲ってもらいたいという事情から、母親に返納を迫ったということだ。返納には早い年齢だとほかの出演者から指摘されて、苦笑いしながら認めた。

そして「母親から、あんたも同じ歳になったら返納せえよ、って言われていて。どうやって言い訳をして、へ理屈をこねたら…」と、自分は60台前半で返納はしたくないという思いを隠さず、スタジオで笑いを誘った。

(関西テレビ「newsランナー」2024年6月19日)

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