裁量労働に時間の長さは関係ない

安倍政権が進める働き方改革。

裁量労働の時間が長いのか短いのかという問題で、与野党がもめており、へたすると実施が一年延びるかもしれない。

そもそも裁量労働は労働時間に関係なく給料が決まるのだから、労働時間の長さは関係ないはず。

平均すれば裁量労働の方が給料が良いのだから、労働時間も長いのだろう。

ただ、僕もそうだが、要領よくチャッチャと仕事をする人は労働時間は短い。

裁量労働でも労働時間が短い人もたくさんいるのが現実。
 

 
 
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やる気と能力のある人に高給を

捏造したとしか思えないデータを基に、安倍首相に答弁させた厚労省の罪は重い。

しかし、そのことばかり延々批判している野党も、この話の本質をずらしている。ひたすら安倍政権批判にすり替えているだけだ。

日本は欧米に比べ生産性が低い。

長時間働く割に結果が出ない。

僕の周りにもそういう人がたくさんいる。

働き方改革は、働いた時間でなく結果で給料払いましょう、ただし働きすぎにならないようにしましょう、という改革だ。

働かずに結果も出さない大企業の中高年サラリーマンの高い給料を減らし、やる気と能力があって結果を出す若者、ママさん、高齢者、にその分を払う。

これはいい改革でしょ。
 

日本は労働生産性をもっと上げるべし

 
 

当然、給料を減らされる人およびその妻である専業主婦は反対する。

また野党と労働組合と一部マスコミは、安倍政権憎しで働き方改革をつぶそうとしている。

しかし、結果に関係なく、働いた時間で給料をもらえるというのは社会主義じゃないですか?

日本は社会主義国だったのか?これでは日本の労働生産性はいつまでも低いままだ。

僕は58歳。

はっきり言って逃げ切り組だ。

どうなってもいいけど、若者には大変な時代になる。

悪いこと言わないから、働き方改革した方がいいと思う。
 

平井文夫
平井文夫

言わねばならぬことを言う。神は細部に宿る。
フジテレビ報道局上席解説委員。1959年長崎市生まれ。82年フジテレビ入社。ワシントン特派員、編集長、政治部長、専任局長、「新報道2001」キャスター等を経て現職。