満員御礼の東京・両国国技館が、この日は特別なムードに包まれた。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/d/8/700mw/img_d82454482d4f3c59639327965a63e7752026376.jpg)
EXILEの「Rising Sun」を熱唱し、土俵の上で自慢の歌声を披露しているのは、人気力士・平戸海関(23)。手拍子とともにペンライトの光が会場に輝き、まるでライブ会場にいるかのような盛り上がりだ。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/3/d/700mw/img_3d787c044b1a02793825d866e81293722134069.jpg)
さらに、髙安関(34)は、亡き谷村新司さんの名曲「昴」を熱唱。その美声でファンを酔わせた。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/700mw/img_b693d5d54f939187db5d90ac5d9d62e72394228.jpg)
力士たちの歌声が披露されたのは、能登半島地震の復興支援を目的とした「勧進大相撲」の一幕。「のど自慢」や握手などのファンサービスに来場者の多くの喜ぶ姿がみられた。
「北陸の皆さまを元気に」62年ぶりの開催“勧進大相撲”
16日、開催されたのは能登半島地震の復興支援を目的とした「勧進大相撲」だ。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/9/3/700mw/img_93909b0b88e9190a298fcc2a425097082518119.jpg)
開催されるのは、戦災に見舞われた大阪の四天王寺再建を目的と行われて以来、62年ぶりだ。入場料の全額を、義援金として寄付する。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/700mw/img_8739a9da8506848f07e20795afcef0c82220692.jpg)
髙安関(34):
北陸の皆さまに元気になってもらうよう精いっぱい頑張ります。
いつもとはひと味違う“勧進大相撲”に来場者は大喜び
相撲を披露し、寺院や神社などの建立、修繕費用などの寄付を募る「勧進大相撲」。この日は、その第一幕として、北陸にささげる応援歌の「のど自慢」が披露された。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/700mw/img_6db06e2daf8d6ee228453693314105652545044.jpg)
被災地のひとつ、石川県七尾市出身の十両・輝関(29)は、福山雅治さんの「家族になろうよ」を披露。後ろ姿で表情はうかがえないうが、その歌声に会場は一つになっていた。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/5/2/700mw/img_520fdba344def091f101a54e8d3988722487738.jpg)
さらに注目を集めたのが、石川県穴水町出身の遠藤関(33)と髙安関の取組。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/b/700mw/img_bbf867792d46543fb3cbfc3e5381f6b22384144.jpg)
こうした取組のほか、握手やサインなどのファンサービスに来場者は大喜び。石川県津幡町出身の大の里関(23)との写真撮影には、長い列が出来ていた。
「感謝しかない」北陸出身の力士たちの声
盛り上がってくれたファンに北陸出身の力士からは、感謝の声が上がった。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/c/6/700mw/img_c608d52cba8fa6c29d33cd99c06d98622222540.jpg)
遠藤関:
今日も朝から来ていただいたお客さんに、声かけていただいて、こうやってふれあえて良かったです。
さらに、支援の動きが続いていることについては、「感謝しかないです」と話した。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/b/700mw/img_0ba84cdaf4b39e5ce54f79409b4abf662405641.jpg)
大の里関:
祖父が避難してますし、勝つってことがやっぱり一番の元気を届けることだと思うんで、次五月場所に向けて頑張りたいと思いますね。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/700mw/img_73b4e9033d1adc222ff8f3e36f44ce522330484.jpg)
62年ぶりに行われた「勧進大相撲」。入場料の全額が被災地支援の義援金として寄付される。
(「イット!」 4月16日放送より)