日本時間4月9日午前4時すぎ。
月が太陽を完全に覆い隠しアメリカ・テキサス州の昼間の空が、夜のように暗くなりました。
北米大陸の広い範囲で観測された「皆既日食」です。
見逃すと、再び見られるのは20年後とあって、北米では“皆既日食フィーバー”が起きていました！
テキサス州在住 堀由紀さん：
真っ黒になりました！ うわー鳥肌！ うわーすごーい！ 真っ暗！！ 完全に夜です。
アメリカ・テキサス州では、月が太陽を完全に覆い隠し、見事なダイヤモンドリングがその姿を現しました。
現地で皆既日食を撮影した日本人の堀由紀さんが、「めざまし8」に映像を送ってくれました。
テキサス州在住 堀由紀さん：
やったぜワオ！って感じです。ここにいてよかったなって本当に思います。
テキサス州在住 堀由紀さん：
ここはケネディ大統領が暗殺された場所ということで有名になったところですが、こんなに人がいるの初めて見ました。
テキサス州の「日食フィーバー」はただ空を観測するだけにとどまらず…
テキサス州在住 堀由紀さん：
なんと、じゃじゃじゃじゃーん、今回の日食のTシャツです！
1枚買うと1枚半額！その名も「日食Ｔシャツ」が販売されていました。
部分日食が観測された米・ニューヨーク市では、メジャーリーグ・ヤンキー・スタジアムで、皆既日食Ｔシャツが先着1万5千人に配布され、大人気に！
当初、日食の時間とかぶっていた試合の開始時間を約4時間遅らせるほどの盛り上がりをみせていました。
そのフィーバーぶりは、NASAが発表したデータなどからも証明されています。
「皆既日食」が見られるルートを現した地図と、そのルート沿いにある宿泊施設の予約状況を示した地図を比較すると、「皆既日食」のルートと宿泊の予約率の高いエリアが重なっていることが分かります。
ナイアガラの滝で「“生”皆既日食」を見ようと多くの人が殺到
カナダ・オンタリオ州の「ナイアガラの滝」で知られる地域には、「非常事態宣言」が発令されました。
記者：
ナイアガラの滝には皆既日食の前日にもかかわらず多くの人たちが訪れています。
この地域は、今回の皆既日食の、絶好の観測ポイントとして知られ、100万人もの観光客が押し寄せると予想されていました。
多くの人が、今か今かと その瞬間を待つ中…、ついに待ち望んだ瞬間が！
ナイアガラは、あいにくの曇り空でしたがそれでも大盛り上がりとなりました。
日本で皆既日食を見ることができるのは2035年9月ということです。
(めざまし8 4月9日放送)
