江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の「富嶽三十六景」全46作品が、ニューヨークのオークションで約5億3000万円で落札された。

記者リポート:
作品の中でも、こちらのグレートウェーブは世界的に有名で高額で競り落とされる事が予想されます。

アメリカ・ニューヨークにある競売大手クリスティーズで19日オークションにかけられたのは、葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」シリーズ全46作品。
競売大手によると、日本以外で全46作品全てをまとめて保有しているのは海外ではメトロポリタン美術館や大英博物館など5つだけという。

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それだけに希少価値が高いということで、オークションでは355万ドル、日本円で約5億3000万で落札された。
オークション会社によると、事前の予想額を上回り、北斎の版画としてはこれまでで最も高くなったという。また、落札者の氏名や国籍などは明らかにされていない。