長野県軽井沢町の玄関口に新たな商業施設が建設されている。場所は旧信越本線の線路だった遊休地。駅直結で、温浴や宿泊、飲食などの施設が整備される。町民や観光客からは、期待の声が上がっている。

軽井沢駅北口の東側に

多くの観光客が降り立つ軽井沢駅。北口の東側では、3月から建物の建設工事が行われている。

造られるのは、温浴や宿泊、飲食、物販などの店舗が入る商業施設。

駅に直結する形で整備され、2026年春に開業する。

建設工事
建設工事
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工事を行っているのは、不動産大手の三菱地所。

この場所は新幹線開業で廃線となった旧信越本線の線路だったが、長く遊休地となっていた。

所有するしなの鉄道が土地の利活用で2019年に行ったコンペで、三菱地所が優先交渉権を獲得し、3月、着工した。

建設地
建設地

コンセプト「信州らしさの発信」

店舗は、複合温泉リゾート施設運営の「アクアイグニス」(東京)と、町内で書店などが入る複合施設を営む「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(東京)が運営する。

「信州らしさの発信」などをコンセプトに、今後、具体的な店舗などを検討するとしている。

商業施設のイメージ
商業施設のイメージ

観光客、町民から期待の声

軽井沢を訪れていた観光客は「駅からそのまま行けて利便性も高い、ここで宿泊して、拠点にして違うところへ旅もできるし、そういう楽しみ方も増えていい」、また町民は「滞在の客が増えれば、軽井沢全体が活性化すると思う」と話し、期待の声があがっている。

軽井沢の玄関口が、さらににぎわいそうだ。

軽井沢駅
軽井沢駅

(長野放送)

長野放送
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