YouTubeに投稿された昭和30年代テイストの「iPhoneの架空CM」動画が話題になっている。「かわいい!」「分かりやすい。楽しい」とシニア世代から高評価を得ている動画だが、制作者は平成生まれの22歳だった。

「もしも昭和30年代にiPhoneのCMが放送されていたら」

♪フォーン フォーン アイフォーン 
♪科学の力だアイフォーン
♪アメリカ生まれの小型電話 アイフォーン…

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見た人をたちまちトリコにしている、YouTubeにあげられたこの動画のタイトルは「もしも昭和30年代にiPhoneのCMが放送されていたら」。

♪小さい体で力持ち 電話と手帳が一緒になっても敵わない…

いかにも“昭和”といったアニメやキャッチコピーで現代のiPhoneを紹介している。

本来なら“あり得ない設定”にネット上は、「最高に昭和 素晴らしい…」「懐かしい 子供の頃このCM見ていました よく映像残っていましたね!(冗談)」などと大盛り上がりだ。

シニア世代が集う東京・巣鴨で、街ゆく人に動画を実際に見てもらうと、あまりの出来映えに、”本当にあった昔のCM”と間違えるかのような一幕もあった。

動画を見た70代女性は「(昭和当時にあったら)興味はすごく出るんじゃないかしら。手帳と電話が一緒になったっていうアレでしょ?」、同じく70代の男性は「昔のトリス(ウイスキー)のコマーシャルにちょっと似てる感じはあるかな」、別の70代女性も「懐かしい、すごく」と高評価。

制作者は平成生まれの22歳

驚くべきはこの“昭和CM”制作者・かねひさ和哉さんの年齢。

なんと、かねひささんは平成生まれの現在22歳だ。

かねひささんに、この動画をなぜ作ろうと思ったのか聞くと、「祖父が持っていた映写機やレコードプレーヤーだったりを小学生の頃に触らせてもらって…。昔から昭和30年代40年代くらいのいろんなコンテンツが好きだった」と振り返る。

さらに、”昭和感”を演出するために工夫した点については、「商品名を繰り返しメロディーで連呼するとか。ちょっと単純化された漫画的な絵柄で説明するってところは、できる限り再現するように頑張ったつもりです」と語った。
(「イット!」 2月28日放送より)

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