ステージでの“シンバルキック”パフォーマンスが代名詞となっている、歌手の吉川晃司さん(58)。
先月、「外傷性白内障」のため、両目の手術を受けたことが分かりました。

外傷性白内障の手術を受けたことが分かった
外傷性白内障の手術を受けたことが分かった
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吉川さんといえば、ロックミュージシャンとして熱いパフォーマンスを続ける一方、2020年放送のドラマ「探偵・由利麟太郎」で主演を務めるなど、俳優としても活躍。

所属事務所によると、吉川さんが目に異変を感じたのは、去年9月、日本武道館でのライブでのことでした。
終始右目が開いていない状態だったため、医師の診察を受けたところ、両目とも「外傷性白内障」で、人工レンズを移植する手術が必要と診断されたということです。

吉川さんの両目に異変「外傷性白内障」とは…?

黒目が白く濁り、視力の低下や物がかすんで二重に見えたりする「白内障」。

老化による「加齢性」が広く知られていますが、吉川さんが診断された「外傷性白内障」とは? 

眼科かじわらアイ・ケアクリニック 梶原一人院長
眼科かじわらアイ・ケアクリニック 梶原一人院長

眼科かじわらアイ・ケアクリニック 梶原一人院長:
外からの何か衝撃が加わって、早く起こってしまった白内障を外傷性白内障っていうのが普通だと思いますね。
衝撃の加わりやすいような、格闘技やっている人っていうのはなる可能性が普通の人より高いです。

「外傷性白内障」は誰にも起こる可能性があり、さらに後々症状が出るケースもあるといいます。

眼科かじわらアイ・ケアクリニック 梶原一人院長:
10年、15年、20年って、そういう歳月が流れてから、そちらの目に濁りが早く出てくるということもあるんですね。

吉川さん自身、直接の原因はわからないものの、視力は、右目が「1.2」から「0.1」以下に、左目が「1.5」から「0.9」と急激に低下しました。
1月23日、濁った水晶体を取り出し、代わりに人工レンズを入れる手術を行い、無事成功。

イメージ:濁った水晶体を取り出す
イメージ:濁った水晶体を取り出す
イメージ:人工のレンズを入れる
イメージ:人工のレンズを入れる

術後の経過は順調ですが、レンズを支える周囲の筋肉が損傷していて、衝撃などでレンズが外れ、目の奥に落ちると、最悪失明の可能性があるといいます。

そのため、医師からは激しい運動を止められているといい、ライブでの“シンバルキック”は封印となってしまうかもしれません。
(「めざまし8」2月28日放送より)