歌手で俳優としても活躍する吉川晃司(58)が、2024年1月に「外傷性白内障」で、両目に人工の水晶体を移植する手術を受けていたことが分かった。

白内障は加齢によって目の水晶体が濁る「加齢性白内障」が一般的だが、「外傷性白内障」は、目にキズが付くなどの損傷によって起き、視力が急激に低下する。

所属事務所によると、9月に行った日本武道館公演の終了後にライブ映像を確認したところ、終始右目が開いていない状態だったため医師の診察を受けたところ、左右とも「外傷性白内障」で人工のレンズを移植する手術が必要と診断されたという。

手術後は1カ月の安静が必要だったため、スケジュールを調整した結果、1月23日が手術日になった。この間症状は急速に進行し、視力は左が1.5から0.9に。症状があった右目は1.2から0.1以下に低下したという。

手術は無事成功し、視力は両目とも1・2に回復した。術後の経過は順調だが、症状がなかった左目が右目より深刻な状態であることが判明したという。レンズを支える周囲の筋肉が損傷していて、震動や衝撃でレンズが外れて目の奥に落ちると、日本で数人しかできない手術が必要で、最悪失明の可能性もあることが分かったため、そのため、医師からは激しい運動を止められているという。

ライブの見せ場のシンバルキックや俳優業のアクションなど、今後の活動への影響が心配される。

プライムオンライン編集部
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