北海道・札幌市では、外国人観光客によって路線バスが満員となり、地元の人が乗車できない問題が発生している。
特にススキノから定山渓温泉へ向かうバスが影響を受けており、市は具体的な対策を打ち出せていない状況だ。

バスは外国人観光客ですぐに満員に

札幌市民は困っていた。

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路線バスに乗りたくても、バス運転手が「満員ですので次便ご利用ください」とアナウンス。

利用客は「もう乗れない…」とつぶやいた。

一部の地域で、地元の人が路線バスに乗れない問題が起きているのだ。

原因は、繁華街ススキノのバス停に行くと明らかになった。
外国人観光客が次々とバスに乗り込んでいる。そして、車内はあっという間に満員になった。

記者リポート:
もう、ぎゅうぎゅうですね。乗り込む場所はあるのでしょうか。

運転手不足も重なる

行き先は札幌市の奥座敷・定山渓(じょうざんけい)温泉。
いまや、訪れる人の9割が外国人観光客だ。

その大半が路線バスで移動。途中の停留所から地元の人が乗ろうにも、ほとんど乗れない状態になっている。

市は、具体的な対策に動き出せていない状態。
運転手不足も重なり、問題がほかの地域にも広がることが心配されている。
(「イット!」 2月27日放送より)

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