「なにこれ?軽いんだけど……。完全に詐欺じゃない?」
フリマサイトで最新のiPhoneを購入したはずが、届いたのは、まさかの“箱だけ”。中には“謎の手紙”も入っていた。

今回、フリマサイトで商品情報を偽装する悪質な出品者の存在が明らかになった。そこには、“謎の記号”が使われていた。

届いたのは「空の箱」と「手紙」

被害を訴えるのは40代の男性。3月29日、男性はフリマサイト「メルカリ」で破格の値段で出品されていたiPhoneの最新モデルを見つけた。

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すでに削除されてしまっているが、情報が偽装された商品の説明文には、「値段は相場よりも安いです」と書かれ、値段は定価の半額ほどの5万円だった。

安さにひかれて、男性はすぐに5万円をメルカリ側に支払ってしまったが、それから3日後に届いた箱の中にiPhoneはなかった。

(開封時の動画より)
「なにこれ?軽いんだけど……箱がおかしくない?段ボールに入れないって…」
「完全に詐欺じゃない?やばくない?(箱を振って)ほら、カラ」

実際に入っていた“手紙”
実際に入っていた“手紙”

iPhoneの代わりには“手書きの手紙”が入っていて、そこには「商品せつめいを全てよんでください」(原文ママ)とあり、さらに裏面には「なお今回はより全ての人にみていただけるようモールス信号も使っています」(原文ママ)と書かれていた。

モールス信号で「箱のみ」と説明

点と線の組み合わせで言葉を伝える「モールス信号」は、海上で助けを求める際に使っていた信号で、1999年に廃止された。そのモールス信号で商品の説明をしていたというのだ。

問題の出品者の商品説明を見てみると、「点」と「線」が文章を区切るように記載されていて、これがモールス信号だった。

総務省のホームページにあるモールス信号を体験できるサイトでこの謎の記号を解読してみた。すると、「ハコノミ」(=「箱のみ」)と書かれていることがわかった。出品者は、モールス信号を使って「箱のみ」と説明していたのだ。

被害を訴える40代の男性は、「がっかりとかむかつくではなく笑いました。失笑して……。納得できません。さすがに……」と話す。

商品の説明は中国語、韓国語で「箱のみ」と書かれていたが、日本語の説明文にはその記載はなかった。

禁止行為に該当

メルカリは、男性とトラブルになった出品者の取引について、禁止行為に該当するとしている。

メルカリでは人気ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の空き箱だけを発送する悪質な販売が相次ぎ、2026年1月、“偽装した出品”の禁止ルールを明確にしたばかりだ。

被害に遭った男性は2日、警察に被害届を提出したという。男性は、「やっぱり正直むかつく、腹が立ちました。私だけではなく、誰でも被害に遭う可能性があると思うので、しっかり(不正な出品を)なくさないといけない」と話す。

メルカリは番組の取材に対し、「本件に関する出品者について、現在、利用制限を実施しています」と答えている。
(「イット!」4月2日放送より)

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