広島に原爆が投下された時刻で止まった被爆時計が、アメリカのインターネットオークションに出品され、日本円にして総額約470万円で落札された。このことに対し、被爆者からは憤りの声が上がっている。

“被爆時計”470万円で落札「さらしものにされているよう」

「8時15分」を指して止まった腕時計。79年前の8月6日、広島に原爆が投下された時刻だ。

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アメリカのインターネットオークションに、広島で被爆した腕時計が出品され、その後、日本円にして総額約470万円で落札された。

被爆者からは憤りの声が上がった。

県被団協 箕牧智之理事長:
なかなかない、8時15分を指した時計。あっちへ渡り、こっちへ渡り。闇から闇へ。オークションにかけられるようでは被爆者としては悲しい。(品物が)さらしものにされているよう。

オークションサイトによると、この腕時計は復興に関する調査で広島を訪れたイギリス兵が持ち帰ったものだという。
(「イット!」 2月26日放送より)

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