17日、H3ロケット2号機の打ち上げが成功した。打ち上げは鹿児島上空でも目撃され、見守る人々に感動をもたらした。

上空に居合わせた飛行機からも…

鹿児島付近を飛ぶ飛行機から見えた、上へ上へと伸びる一筋の雲。

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これは、17日午前に撮影された映像。日本の宇宙ビジネスの未来をかけたH3ロケット2号機の打ち上げの瞬間だ。

1年前の失敗を乗り越え迎えた再チャレンジ。上空に居合わせた飛行機からも、その姿は、はっきりと撮影されていた。

白い航跡は雲よりもはるかに高く、打ち上げは無事成功した。

宇宙開発にとって大きな一歩

打ち上げの瞬間、地上で見ていた子どもたちは「いけいけいけいけ。飛んでけ、飛んでけ！」と歓声を上げ、祈る女性の瞳は、必死に涙をこらえていた。

祈っていた女性はJAXAの関係者。ロケットから衛星が無事切り離されると、こらえていた涙があふれ出した。

打ち上げを見に来ていた人たちの目にも涙が浮かんだ。北海道から来た人は「生で見られて、すごくよかった」と話した。

H3ロケットの打ち上げコストは、これまでのH2Aロケットの半分が目標。今回の成功は、日本の宇宙開発にとって大きな一歩となる。
（「イット！」 2月19日放送より）