ロシアの反体制指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏が、刑務所で死亡したと発表を受け、プーチン大統領に非難が相次いでいる。

ナワリヌイ氏は16日、北部シベリアの刑務所で意識を失い、死亡したとされている。前日にはオンラインで裁判に出廷し、元気な様子を見せていた。

アメリカのバイデン大統領は、「プーチンに責任がある」と強く非難。

ミュンヘンで開かれている安全保障会議に登壇した妻のユリアさんは16日、「ロシア政府はいつもウソをつく」などと、「夫の死の真相に疑念を抱いている」と述べた。

モスクワなどロシア各地で、ナワリヌイ氏の記念碑に花を手向ける人が相次ぎ、40人以上が一時、当局に拘束されたという。