能登半島地震により全線で運休していた石川県の「のと鉄道」が一部区間で運行を再開した。

1カ月半ぶりに運行が再開されたのは、七尾市の能登中島駅から七尾駅までの区間。能登中島駅は、能登半島の玄関口・七尾と穴水を結ぶ「のと鉄道」全区間のほぼ中間にある。

始発に乗り込む高校生ら
始発に乗り込む高校生ら
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午前6時半すぎの始発には、高校生を中心に約20人が乗り込んだ。

通学する高校生:
親に学校に送ってもらっていた(復旧前は)親に負担を掛けていた。本当に感謝しかない。

午前6時半すぎに始発が出発
午前6時半すぎに始発が出発

のと鉄道は、土砂が線路に流れ込むなどの被害を受け、全線で運休を余儀なくされていた。穴水駅までの復旧は4月上旬になる見込みだ。

また、15日は金沢と能登半島を結ぶ、自動車専用道路「のと里山海道」の横田インターチェンジから越の原インターチェンジの間の通行止めも、緊急車両や住民などの車に限り解除された。

15日は、JR七尾線でも和倉温泉まで特急の運行が再開するなど、交通機関の復旧は少しずつ進んでいて、特に被害が大きかった奥能登復興への足がかりとなることが期待されている。

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石川テレビ
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