“恐竜王国”と呼ばれる福井県。福井駅周辺では今、実物大の巨大恐竜ロボットが次々とお披露目されている。北陸新幹線開業が迫る中、観光客に福井の恐竜をPRするのが狙いで、駅一体で「白亜紀」を作り上げている。
福井駅にあの“肉食恐竜”が現れた!
福井駅前でものすごい存在感を放っていたのは、史上最大の肉食恐竜とも呼ばれるティラノサウルスの実物大ロボット。体も顔もとてもリアルで、食べられてしまいそうだ。
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福井駅西口に設置され、全長約12メートルで、肌の質感はまるで生きているようだ。すでに西口に設置されている草食の首長恐竜「フクイティタン」と同様、首が動いたり、鳴き声を上げたりする。
北陸新幹線の福井開業に向け、県と福井市は福井駅周辺で恐竜コンテンツの整備を進めている。動くロボット恐竜は、全部で6体になる計画だ。
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ティラノサウルスの設置作業は、1月29日深夜から始まり、胴体などをクレーンでつり上げて土台に固定していった。
県外からも人気「恐竜といえば福井」
福井駅前に突如現れた巨大恐竜に、通行する人は足を止めたり、スマートフォンで写真を撮ったりしていた。兵庫から来た家族も興味津々の様子。
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女の子は「でっかい!」と笑顔で話すも、男の子は「怖い…」と目をそらしてしまった。
兵庫から来た男性:
ドキドキ、ワクワクします。関西では福井の恐竜が人気。数が多ければ多いほど楽しい。
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大阪から来た女性:
孫たちが喜ぶ。福井といえば恐竜博物館もあるし。
細部の調整や当時の生息環境を再現する作業を進め、3月上旬ごろの完成を予定している。このほか西口には9月頃までに、大型肉食恐竜「スコミムス」のロボットも設置される。
東口にも出現か 恐竜尽くしの福井駅
新幹線駅舎がある福井駅東口にも巨大な台座が登場し、新しいトリケラトプスのモニュメントが設置される。新幹線開業までにお披露目される予定だ。
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3本の角が特徴のトリケラトプスのロボットは、全長約8メートル。これも頭や口が動いたり、鳴き声を上げたりする。これまで東口には恐竜ロボットはなかったため、新たな写真スポットとして期待されている。
(福井テレビ)