6日朝、大阪市西成区の踏切で電車と車が接触する事故があった。電車が通過する直前に、遮断機が上がってしまったという。
6日午前6時半頃、大阪市西成区の南海高野線・岸里玉出~汐見橋間の西天下茶屋駅付近で「踏切内において電車と普通乗用車の事故」と南海電鉄の関係者から警察に通報があった。
南海電鉄によると電車が西天下茶屋1号踏切を通過する直前で、遮断機が何らかの原因で上がってしまい、電車は非常ブレーキをかけましたが踏切内で車と接触したということだ。 車を運転していた50代の男性にケガはなく、電車には約10人の乗客がいたが、いずれもケガはないという。




この事故で南海電鉄は高野線の汐見橋駅から岸里玉出駅間の上下線で運転を見合わせている。
■遮断機が上がった原因は調査中
南海電鉄によると、踏切はレールと回路でつながっていて、電車が接近すると回路が感知し、遮断機が閉じる仕組みとなっているが、今回、電車通過前に上がった原因が、踏切・レール・列車のいずれにあるのかは分かっていない。
また、通過した電車は当時、時速約35キロで走行していて、西天下茶屋駅で停車するため、すでにブレーキをかけていたが、踏切が上がったことを確認したため、さらに非常ブレーキをかけたということだ。

南海電鉄では原因を調べていて、原因が判明して安全確認ができれば、運転を再開するとしている。
(関西テレビ 2024年2月6日)