男たちがワラの的(まと)を奪い合う「的ばかい」が、熊本・長洲町で開かれた。
約850年続くとされる伝統ある祭りで、コロナ禍が明け4年ぶりに締め込み姿の男たちの勇ましい姿が見られた。
約100人の締め込み姿の男たちが参加
熊本・長洲町にある四王子(しおうじ)神社の破魔弓祭は約850年前、安置された稲ワラの敷物を氏子たちが魔除けとして奪い合ったのが始まりとされている。

1月21日の祭り当日は直径60cmの的が運ばれ、宮司が3回、弓を放つ「三射の儀」を行い、今年の豊漁と豊作を占った。

神事のあとは祭りの呼び物でもある、的の奪い合い「的ばかい」へ。
境内に集まった約100人の締め込み姿の男衆は、威勢のいい掛け声を上げながら勇ましい姿を披露し、男たちの「まーとー!まーとー!」の掛け声とともに、的の奪い合いが始まった。
赤ちゃんから82歳までが的を奪い合う
「的ばかい」は新型コロナの影響で中止が続いていたが、今回は4年ぶりの開催だ。
祭りでは御利益にあやかろうと、我先にと稲ワラを奪う男たちが、時折、力水を浴びながら境内を練り歩いた。
参加した人は「(久しぶりだけど)忘れとらん。もう40回出てる。待ちに待った4年ぶりの祭だけん」と話した。

今回の「的ばかい」には赤ちゃんから82歳までが参加し、最年少の赤ちゃんの母親は「結構、肝が据わってる」と、堂々とした息子に感心した様子だった。

祭りの最後は、近くの有明海に的を運び、今年一年の無病息災を祈願していた。
(テレビ熊本)