能登半島地震から約3週間。最大震度7の揺れを観測した石川・志賀町では、町内のほぼ全域にあたる約7000戸で断水が続いている。

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そうした中、19日朝、各都県から集結したのは水道局の職員。

イット!では、横須賀市上下水道局から派遣された職員らに密着。断水解消に向け、作業をする様子を取材した。

断水解消のため各都県から集められた職員

断水解消作業のため、神奈川・横須賀市から派遣された職員の角井充さん。

角井さんは、「壊れているところを見つけて修理している。本管の水が使えるようになったら、ご家庭の給水管の漏水のところをまた見つけて、修理する段取り。かなりちょっと時間は要する」と説明。

断水が続く状況に、志賀町の住民は「(今一番必要なものは?)水やね。水がないと何もできないもんね」「(これは何ですか?)雨水をためて、これをバケツにあけて」と話した。

1日でも早く水を通すため、職員たちは、水道管が漏水していないか確認作業を行っていた。

横須賀市上下水道局・望月慎一さん:
鳴き始めました

(何か聞こえている?)
横須賀市上下水道局・望月慎一さん:
そうですね。水が流れる音が

配水管に水を流し、「音聴棒」と呼ばれる機器で、漏水がないか音で確認。また、漏水している箇所があると通水できない日もあるという。

作業開始から3時間後に通水 住民「うれしい」

作業開始から、約3時間…。

検査している区間の配水管を、水が通って出てきた。

漏水がなく水が通ったため、住民からは「うれしいですね。もうすぐ! 水が出てくるのと、出てくれないとでは気分が違う」と、流れる水を喜ぶ姿も見られた。

横須賀市上下水道局・中野孝紀さん:
ここのエリアでは確認できなかった。とりあえず、ここは大丈夫

しかし、飲み水に利用できるまでには、水質検査などを行わなければならず、しばらく時間がかかる見通し。
(「イット!」1月19日放送より)

<フジネットワーク サザエさん募金>能登半島地震

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