北海道小樽市で、72時間の降雪量が観測史上最多の83cmを記録した。雪が配管をふさいだとみられる場所では水があふれだし、積丹町の港では船が沈没する事故も発生した。

札幌市でも…ドカ雪が北海道を襲う

1月8日から、局地的なドカ雪に襲われた北海道小樽市。

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取材の車が小樽方向に向けて走っていると、まったく前が見えない“ホワイトアウト”になってしまった。

雪に慣れているはずの小樽市民だが、車が埋もれるほどの雪に弱音も聞こえてきた。雪かき中の小樽市民は「もう勘弁してほしいです。もう多すぎて、ちょっと体が痛いです」と話した。

それもそのはず。10日までの3日間に降った雪の量は、観測史上最も多い83cm。経験のないドカ雪になっていたのだ。

雪が配管をふさいだとみられる場所では水があふれ出し、積丹町の港では船が沈没。船体に積もった雪の雪下ろし中に、バランスを崩したとみられる。

積丹町で船が沈没(1月9日)
積丹町で船が沈没(1月9日)

札幌市の積雪も、7日までは平年の半分以下だったが、8日から突然のドカ雪になった。

集められた雪は海に捨てられたが、海面が見えないほどの量
集められた雪は海に捨てられたが、海面が見えないほどの量

集められた雪はトラックなどで運ばれ、海に捨てられたが、海面が見えないほど真っ白になっていた。
(「イット!」 1月10日放送より)

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