全日本フィギュア開幕まで、あと2日。
悲願の優勝を目指す友野一希選手、 実は「non-no」で連載を持つなど、 意外な一面も持っている。
強さの秘訣(ひけつ)は、「サウナ」と「ライバル」。
“浪速のエンターティナー” 友野選手、目指すのは“アレ”
2022年、10度目の全日本選手権で、 悲願の表彰台に上がった友野一希(ともの・かずき)選手(25)。
友野一希選手:
生まれも育ちも大阪、友野一希です!
コテコテの浪速(なにわ)男子が、全日本で目指すのは?
友野一希選手:
本当にアレ。アレしかないなって感じなので
そう、大阪で“アレ”と言えば…。
友野一希選手:
アレひとつ、優勝。目指すのは1位。
見る人の心までも踊らせる“浪速のエンターティナー” 友野選手。
2013年、15歳の時に初めて全日本に出場。 去年10回目の挑戦で初めて表彰台にのぼった。
去年の世界選手権では、ショートで自身初の100点超えをマークし、3位につけた。
友野一希選手:
今シーズン一番の目標だった100点超えというのを世界選手権で達成できたことは、すごくうれしい。
世界選手権にはこれまで3度出場したが、まだメダルには届いていない(2018年5位、2022年6位、2023年6位)。
友野一希選手:
あとはもう(世界選手権で)メダルとるだけだなって思ってますし。トップ目指してやらないとメダルとれないなという感じなので。
友野一希選手:
僕は毎年崖っぷちなんで、やるしかないなと。
「non-noボーイ」「サウナ好き」の別の顔も
強い決意で今シーズンに臨んでいる友野選手には、まったく別の“顔”がある。
その名も「non-noボーイ」。人気女性雑誌「non・no」で連載を持ち、モデル顔負けのポージングも。
さらに、カレンダーは発売からわずか3日で売り切れとなり、再版が決定したほどの人気ぶり。
“別の顔”はこれだけではない。
友野一希選手:
今回ロウリュを担当させていただきます友野です。よろしくお願いいたします。
フィギュアスケート界きってのサウナ好きという友野選手。
この日、一緒に訪れたのは、“苦労人の真骨頂” 山本草太(やまもと・そうた)選手(23)。
友野一希選手:
草太は最初(サウナを)好きじゃなかったけど、何回か通って好きにさせた。
山本草太選手:
一希より(サウナに)行ってるんじゃないかってくらい。
山本選手は、2015年の全日本ジュニアで優勝。しかし2016年3月、右足首を傷め、3度の手術とリハビリを乗り越えてリンクに戻ってきた。
山本草太選手:
(全日本は)どんだけ準備してても必ず緊張する。どこまで、その時の自分が対応できるかっていう…。
2022年の全日本では、友野選手が3位、山本選手は5位に。
2人の点差はわずか5.43。 親友であり、サウナメイトであり、よきライバル。
山本草太選手:
全日本の表彰台というところを目標にして、また世界選手権でリベンジできたらなと思ってます。
目指すは、全日本での初の表彰台。
友野選手も上を見据える。
友野一希選手:
日本で1番になったら世界で1番になれるって言えることだと思うので、ずっと追いかけてきた昌磨くん、追いつきたい、追い抜きたいという気持ちはあるので。
全日本開幕まで、あと2日。
男子シングルの戦いで幕を開ける。
(「イット!」12月19日放送より)
「全日本フィギュア」21日開幕
フジテレビ系4夜連続中継
