裁判所を身近に感じてもらおうと小学生が裁判を体験するイベントが行われた。

小学生が模擬裁判を体験

審理するのは「浦島太郎殺人事件」だ。

「開廷します。被告人は出てきてください」(裁判官役)

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被告人は、乙姫様。浦島太郎を殺害した玉手箱の煙が争点となった。

「少しばかり驚かせてやろうと考えていたずらをしかけただけです。浦島さんを殺すつもりは全くありませんでした。よって被告人は無罪です」(弁護人役)

検察官 弁護人 裁判官に扮し「浦島太郎殺人事件」を審理

「帰ろうとしている浦島太郎に被告人はどうしましたか」(検察官役)

「『とても残念そうながっかりした様子で『許せない。もうどうなっても知らないわ』というようなことを言っていました」(証人のカメ役)

「先程『少し憎らしくなった』と言っていましたが、死んでしまっても構わないと思って(玉手箱を)渡したのではないですか」(検察官役)

「絶対に違います」(被告人・乙姫役)

「この被告人の行為は非常に悪質なものです。よって被告人を懲役10年にするのが相当であると思います」(検察官役)

冬休み中の子どもたち 貴重な体験に

このあと子どもたちは裁判官と一緒に1月9日行った審理についてどう思ったのか、話し合った。

「今まで裁判に触れることがなかったので、初めての体験で楽しかったです」(裁判官役の小学5年生の子ども)

冬休み中の子どもたちにとって、裁判の重大さを身近なものとして考える貴重な体験になったようだ。

北海道文化放送
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