新年早々大地震や交通機関の事故で幕を開けた2024年。
北海道内のキーマンたちがどう受け止めているのか聞いた。
北海道経済のキーマン胸中は
札幌市内で開かれた北海道新聞グループの新年交礼会だ。
政財界のトップらが集い年頭のあいさつを交わした。
痛ましい航空機事故が起きてしまった年始。
日本航空の北海道支社長は欠席だったが、全日空の札幌支店長は。
航空機事故受け「一丸となって安全を」

「我々も航空会社なので重く受け止めている。(近年)出火事故は少なかったので、私自身も社員一同衝撃を受けた。航空会社一丸となって安全を守るんだと決意をお客様に新たに約束する新年にしたい」(全日本空輸 札幌支店 田部敏之支店長)
同じく公共交通を担うJR北海道は

「我々も交通機関として自分ごとと捉え、学ぶということをやっていかなければならないと改めて感じている」(JR北海道 綿貫泰之社長)
地震に対する備えは
元日には能登半島地震も起きた。
地震に対する備えを北海道開発局長に聞いた。

「災害はいつ起こるか分からない。国土強靭化を進めることが大事だと実感した。北海道東部に向け今、高規格道路を作っている。国道と2つあると(避難や輸送の)強靭化が増加する」 (北海道開発局 柿崎恒美局長)
経済界トップの受け止めを聞いた。

「(経済的な)損失は大変なもの。なかなか(対策する)ことはできないが、一日早く立ち直れば、経済活動は一日早く正常に戻っていく。長引かせないことが重要」(北海道経済同友会 丸谷智保 代表幹事)

「(地震の影響で)現実に株価が下がっている。能登半島地震の復旧に我々もいろいろな形で協力しながら進めていきたい。北海道で冬に災害が起きると大変なこと。インフラや各企業も備えをしなければいけない」(北海道商工会議所連合会 岩田圭剛会頭)