米・テキサス州ダラスで、ジョン・F・ケネディ氏が凶弾に倒れてから、22日で60年が経過した。通常ではありえない銃弾の軌道や、狙撃したとされたオズワルド容疑者が連行中に射殺されるなど、いまだに不可解な点が残っている。

ケネディ大統領暗殺から60年

43歳の若さで大統領に就任した、ジョン・F・ケネディ氏。

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人気絶頂の中、遊説先のテキサス州ダラスで凶弾に倒れてから、22日で60年が経過した。

今もなお、不可解な点が残る暗殺事件。その1つが、「魔法の銃弾」だ。

事件後の調査によると、銃撃は3発。

そのうち2発目の銃弾は、大統領の体を突き抜け、前に座っていたテキサス州の知事にも当たった。通常ではありえない軌道だ。

さらに、狙撃したとされたオズワルド容疑者も、逮捕の2日後、連行中に射殺された。

いくつもの陰謀説がささやかれる

現場に居合わせた記者である、元AP通信記者ペギー・シンプソンさん(84)は当時の状況を、こう語った。

「むちゃくちゃに混乱した、見たこともない光景でした。銃声が聞こえたはずですが、頭が真っ白になってしまって…」と話した。

ささやかれ続ける、いくつもの陰謀説。60年が経ち、当時を知る人が少なくなる中、真相がすべて明らかになる日は来るのだろうか。
(「イット!」 11月23日放送より)

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