「名古屋モビリティショー」が愛知・名古屋市港区のポートメッセなごやで23日、開幕した。国内外メーカー31ブランドが集結した車の祭典だ。
ホンダ「サステナブルな車を目指し開発」
創立90周年を迎える日産自動車は、「サクラ」の記念モデルなどに加え、コンセプトEV3台を展示していて、ゲームの中から飛び出してきたような、ワクワクさせるフォルムとなっている。
今回のショーの主役は「EV」だ。
ホンダが開発した次世代コンセプトEVは、ボンネットとルーフにソーラーパネルを搭載していて、太陽の光も充電しながら電気の力で走る。環境にも配慮していて、ボディには使用済みのアクリル樹脂を回収して再利用している。
ホンダ 宣伝・広報課 森祐三さん：
サステナブルな車を目指して開発したものでございます。（アクリル樹脂を）廃棄する際はリサイクルして、また再利用する形でCO2削減に大きく貢献できる。将来的に実用化に持っていきたい
海外勢もこぞって「EV」車を披露
トヨタ自動車が披露したコンセプトEVは、「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」だ。
薄型バッテリーを床に搭載することで、車内空間は広々としている。配送などのビジネス用に改造したり、キャンプなど大荷物のレジャーに使ったりと、ライフスタイルやワークスタイルに合わせてカスタマイズできる。
海外勢も数多く出展していて、世界を席巻する中国メーカー「BYD」や、2022年に13年ぶりに日本市場に参入した韓国「ヒョンデ」のアジア勢に加え、欧米メーカーもこぞってEVを披露している。
「名古屋モビリティショー」は11月26日まで開催している。会場から最寄り駅まで走行する自動運転バスの試乗体験や、子供が乗って楽しめるコーナーもある。
（東海テレビ）
