長野県教育委員会は11月21日、万引きなどをした3人の処分を発表した。11月、松本市の中学校教諭が盗撮の疑いなどで逮捕されるなど不祥事が相次いでいる。県教委の内堀教育長は陳謝するとともに「粘り強く研修などを行っていく」と話した。
スリルで達成感…万引繰り返す
「誠に申し訳ございませんでした」
陳謝する県教育委員会。また教職員の不祥事だ。
停職2カ月の懲戒処分を受けたのは南信の県立高校の44歳の男性事務補助員。
2023年8月から9月の間にコンビニ店で4回にわたり缶ビールなどの酒類9200円相当を万引きしたという。
全額を弁償したことなどから被害届は取り下げられた。
「日頃のストレス解消から初めての犯行に及び、うまくいったという成功体験から、スリルと達成感の中で何度も犯行を繰り返した」などと話しているという。
この他、南信の小学校の女性教諭、北信の小学校の女性教諭はそれぞれ自家用車で人身事故を起こし、相手に全治3カ月のけがを負わせたとして、それぞれ戒告の処分を受けた。
着替え中の女性を盗撮疑いで逮捕
11月9日には、着替え中の女性を盗撮した疑いで、松本市の中学校教諭の男が逮捕・送検されている。
県教委の内堀繁利教育長は、 「非違行為が続いていることは極めて残念であり申し訳なく思っています。県民の皆さまに深くおわびを申し上げます」 と改めて陳謝した。
教育長「粘り強く対応する」
これまでも不祥事のたびに「研修の強化」などを掲げているが後を絶たない。
内堀教育長は、「粘り強く対応していくことが今の時点では必要だと考えています。さまざまな取り組みを総合的に行いながら根絶に向けて取り組んでいきたい」と話した。
（長野放送）
