市役所でのサバイバルゲーム開催をめぐり、賛否の声が上がっている。

舞台は旧庁舎の2階と3階

新庁舎開庁にともない、11月末に解体予定の静岡・島田市の旧市役所。

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解体を知った運営会社が島田市にサバゲー企画を提案し、26日の開催が決定した。

その名も「島田市役所旧庁舎ファイナルゲーム!!要人救出大作戦!!」。

サバゲー運営会社 スペシャルフォース 美濃部哲平代表:
市役所の旧庁舎とはいえ、普段そんなところで遊びとか(サバイバル)ゲームができるのは、ほぼ考えられない。許可していただいた島田市役所の方々にすごく感謝しています。

サバイバルゲームとは、敵と味方に分かれてエアガンで撃ち合うゲームで、近年人気が高まっている。

今回は旧庁舎の2階と3階を舞台に、50人ずつチームに分かれ、片方のチームが要人を救出し脱出させる内容。市長も参加する予定だった。

世界情勢鑑み「不謹慎」とも 市長は参加せず開催

ところが、反対の声も上がっている。

島田市 森伸一議員:
戦闘が行われているときに(サバゲーを)やっちゃうと連想させる。庁舎の解体イベントでやっていいものなのか疑問。

イスラエルとハマスの戦闘などが続く中、市役所で「戦争を連想するイベントは不謹慎だ」として、21日に一部の市議などが中止を求める要望書を市に提出した。

市民からは「面白くやるんでしょうけど、なんか嫌だなと思う」「本当に必要なのか、ちょっと疑問です」と反対の声も聞かれた一方で、「私も参加してみたいと思った」「盛り上げていけばいいんじゃないかな」と賛成する声もあった。

サバゲーは予定通り決行されるのか。21日午後、会見に応じた染谷市長が下した決断は…。

島田市 染谷絹代市長:
私の参加は取りやめますが、民間提案として受け入れたものに関しては、予定通りやらせていただきたい。

反対意見は謙虚に受け止めるとしつつ、自身の参加を見合わせた上で予定通りの開催を決定した。

サバゲー運営会社 スペシャルフォース 美濃部哲平代表:
あくまでスポーツということを前提に、安全な遊びだということを分かっていただきたいという思いです。
(「イット!」11月21日放送より)

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