2023年6月、山形・鶴岡市の風力発電施設で絶滅危惧種の「クマタカ」の死がいが見つかった。調査を進めてきた環境省は「風車と衝突して死んだ蓋然性が高い」と結論づけ、11月9日、市に連絡した。
「風車と衝突し衰弱死」と結論
この問題は、鶴岡市のJRE鶴岡八森山風力発電所の5号機付近で、2023年6月に絶滅危惧種の「クマタカ」1羽の死がいが見つかり、環境省が「死因」について調査を進めていたもの。
この記事の画像(6枚)死因について鶴岡市は、環境省の担当者から「クマタカは風車と衝突して死んだ蓋然性が高い」とするメールを11月9日夕方に受け取ったことを明らかにした。
環境省の担当者は理由について、これまでの調査の結果「クマタカは何かの強い外力で脊髄神経が圧迫され衰弱死した」とみられることがわかったという。
加えて風車以外に周辺に衝突するものはなく、死がいは風車の直下で見つかっていることなどを踏まえて結論づけた。「衝突したのがブレード部分か支柱部分かはわからない」としている。
(さくらんぼテレビ)
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