8日、トランプ前大統領の長女・イバンカ氏が、一族が経営する企業の不正を巡る民事裁判で証人として出廷した。イバンカ氏は、不正はなかったと主張しなかったことで、父・トランプ氏との決別ともとれる姿勢だったと見られている。

イバンカ氏が証人として出廷

米・ニューヨーク。8日、トランプ前大統領の長女・イバンカ氏が、ロングコートに身を包み、硬い表情で歩いている。

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一族が経営する企業の不正を巡る民事裁判で、証人として出廷したのだ。
副社長を務めていたイバンカ氏。トランプ氏が大統領に就任した際は、大統領補佐官として政権入り。父親に最も近い存在とされてきただけに、注目が集まった。

法廷の様子を描いたスケッチでは、イバンカ氏は証言台では礼儀正しく、落ち着いていたという。鼻やくちびるなどを強調した独特なタッチで描かれている。

企業が資産価値を偽って不正に利益を得ていたことについて聞かれると、イバンカ氏は「詳しいことを知る立場ではありませんでした」と関与を否定した。

父・トランプ氏と決別か

イバンカ氏は「具体的なことは何も覚えていない」と、繰り返し強調している。

裁判所を後にするイバンカ氏
裁判所を後にするイバンカ氏

不正はなかったと主張しなかったことで、父・トランプ氏との決別ともとれる姿勢だったと見られている。
証言を終えたイバンカ氏は出廷時と打ってかわって、晴れやかな笑顔で裁判所を後にした。
(「イット!」 11月9日放送より)

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