ウクライナ軍が、東部のバフムトの戦場の様子を動画で公開。ロシア軍はバフムト周辺で兵力を大幅に増強、防衛から一転、攻勢を強めているという。一方で、ロシア国内ではプーチン大統領の周辺に異変が起きていた。

プーチン大統領の周辺に異変

ウクライナ軍が、戦場の様子を動画で公開した。

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現場は、ウクライナ東部のバフムト。塹壕のすぐ近くで、ロシア軍の砲弾が爆発、がれきが降りかかる。ロシア軍の砲弾が次々と爆発し、目の前で炎が上がった。

輸送車が到着し、ウクライナ兵が急いで乗り込む様子もあった。

現在、ロシア軍はバフムト周辺で兵力を大幅に増強。防衛から一転、攻勢を強めているという。

一方、国内に目を向けると、プーチン大統領の周辺に異変があった。

まず、2024年3月の大統領選。ウクライナへの侵攻に反対する元下院議員が、立候補を表明した。「プーチン氏は、致命的なミスを犯した。このままでは、ロシアは中国の属国になる危険性がある」と主張している。

約1年半で3人の幹部が死亡

さらに謎めいた出来事も起きていた。

2019年、プーチン氏と大手石油会社ルクオイルの前会長が握手を交わしている。この前会長は2022年9月、病院の窓から転落し死亡した。さらに10月、あとを継いだ会長も死亡したことがわかったのだ。

ルクオイルは3月、ウクライナ侵攻の停止を求める異例の声明を発表した。その後、約1年半で3人の幹部が死亡した。

ロシアの独立系メディアの調査によると、7割が停戦を支持。国内では、一定の厭戦(えんせん)機運が出始めていることを示している。
(「イット!」 11月2日放送より)

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