10月1日、イラン・テヘランで、16歳の少女が地下鉄に乗った後に倒れ、意識不明の状態になり、その後、死亡した。イランの人権団体は、少女がヒジャブを着けていなかったとして、イラン当局から暴行を受けたと主張している。

少女がイラン当局から暴行?

コンビニで買い物をしているショートヘアの少女。

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イラン政府が女性に着用を義務づけている、髪などを覆うスカーフ、ヒジャブをかぶっていない。

彼女は16歳。10月1日、首都・テヘランで地下鉄に乗った後に倒れ、意識不明の状態になり、その後、死亡したことがわかった。

イランの人権団体は、ヒジャブを着けていなかったとして、イラン当局から暴行を受けたと主張。しかし、当局は否定していた。

駅の防犯カメラには、列車に乗る前の少女の姿が映っていた。

少女は改札を通り、コンビニへ向かっている。

いくつか商品を手に取り、会計を済ませて店の外へ向かう。

エスカレーターを下りてホームに着くと、椅子に座って列車を待っていた。

その後、到着した列車に友人たちと乗り込むが、突然倒れ込み、外に運び出された。

「少女殺しの政権を倒せ!」

イランでは2022年9月、ヒジャブの着け方を理由に逮捕された女性が死亡したことをきっかけに、政府への大規模な抗議デモに発展した。

少女の葬儀には、多くの人々が集まっていた。海外のメディアは、イランでは「少女殺しの政権を倒せ!」などの声が上がっていると伝えている。
(「イット!」 10月30日放送より)

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