アメリカ議会下院の新議長に、共和党のマイク・ジョンソン氏(51)が就任した。

ジョンソン氏は、トランプ前大統領が「素晴らしい議長になる」と絶賛する人物だ。

米下院の新議長が就任

アメリカ議会下院の議長不在が、3週間ぶりに解消した。

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新たな議長は、共和党のマイク・ジョンソン氏、51歳だ。

共和党の穏健派と保守強硬派が造反し合い、議長のポストが決められなかった。

予算も審議できず、アメリカ政府全体がストップする寸前で選ばれた新議長は、どんな人物なのだろうか。

弁護士出身のジョンソン氏は、2016年に初当選した。

メディアは、議員経験が浅く、党内に敵が少なかったことが、選ばれた理由のひとつと伝えている。

ただし、トランプ前大統領から絶賛される立ち位置だ。

トランプ氏は「私は彼を昔から知っている。すごい男です。素晴らしい議長になります。彼をとても誇りに思うでしょう」と発言している。

ジョンソン氏は、トランプ氏が敗れた前回の大統領選について、不正があったと主張していた。

選挙戦に関して質問をスルー

記者が「2020年の選挙結果を否定しますか?」と、ジョンソン氏に聞いた。

すると、ジョンソン氏は「次の質問を」と、質問をスルーした。

ジョンソン氏は、ウクライナ支援にも反対の立場だ。

差し迫った課題が山積みの中、ジョンソン氏は党内をまとめ、法案の落としどころを探れるのだろうか。
(「イット!」 10月27日放送より)

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