福岡・北九州を代表する駅弁として100年以上に渡って親しまれている「かしわめし」。そのかしわめしとコラボしたのは、まさかの“アイス”だ。来店客も驚いた「かしわめしアイス」の裏側に迫る。

折尾名物「かしわめし」がアイスに

北九州市八幡西区のJR折尾駅。折尾の名物と言えば…。

「かしわめし」を立ち売り
「かしわめし」を立ち売り
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「おりお~めいぶつ~、かしわめし弁当~♪」の立ち売り歌で親しまれている、東筑軒の「かしわめし」だ。

北九州を代表する駅弁として、100年以上に渡って親しまれている「かしわめし」。そんなかしわめしをモチーフにした「まさかの商品」が新たに生まれた。

それは…なんと、かしわめしの「アイス」だ。
その名も「見た目はまるでかしわめしアイス」。ふたを開けると、鶏そぼろと卵のような、黄色と茶色の2色が現れる。

魚型のボトルに入っているのは、なんと特製しょうゆ!これを垂らすと、かしわめしにそっくりなアイスが完成する。

気になるそのお味は…。

「飽きない味」意外にもベストマッチ

小川ひとみリポーター:
アイスのチーズクリームが本当に濃厚です。しょうゆのソースが加わることで、より甘さが増すんですよね。食べても食べても飽きない味です

ベースとなるのはチーズクリームのアイス。
その上にプレーンとキャラメル味のフレークがトッピングされていて、特製しょうゆは黒糖にしょうゆを加えた甘いソースだ。

「かしわめしアイス」が販売されているのは、JR折尾駅の高架下に9月29日にオープンした商業施設「えきマチ1丁目折尾」で、北九州初登場のベーカリーや杏仁(あんにん)豆腐専門店など、約30店舗が並ぶ。

「えきマチ1丁目折尾」に出店する大正2年創業の「ごとう醤油」が、かしわめしアイスを作り出した。昔ながらのしょうゆを製造する一方、みたらし団子をはじめ、しょうゆやみそを使ったスイーツを販売している。

かしわめしをなぜ“アイス”に…

一体なぜ、かしわめしアイスを作ることになったのか。

「ごとう醤油」・五嶋隆二・社長:
私、かしわめしが大好きで、本当にもう1週間かしわめしでいいというくらい、かしわめしが大好きです

折尾に店を出すにあたり、かしわめしをアレンジした商品をつくるため「東筑軒」に直接出向き、許可を得たという。

当時の話を東筑軒・佐竹真人社長は、「折尾といえば、かしわめしということで、ご指名を頂きましたので、非常にうれしく感じました。折尾の新名物として定着していけばいいのかなと思いますので、我々としてもできる限り協力してやっていきたい」と語った。

来店客からも驚きの声

「ごとう醤油」に来店した女性客たちは「びっくりですね。かしわめしの味がするんでしょうか?」、「たまにアイスにしょうゆをかけることあるじゃないですか。あんな感じ?ちょっと気になる」など、“かしわめしアイス”が気になっている様子だった。

また、来店した男性客は「東筑軒さんは福岡でも有名なので、ぜひ新しい折尾の名物ができればいいなと思っています」と期待しているようだった。

かしわめしと並ぶ新たな名物となるのか、注目だ。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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