3年前、静岡県から小豆島に移住してきた男性が、小豆島で作っているオリジナルのクラフトコーラを紹介する。名前は「もったいないこーら」。実は環境にやさしいコーラなのだ。

レモンが主役のクラフトコーラ

もったいないこーらファンド・太田翔さん:
レモンを主役にして、オリジナルのクラフトコーラを作っている

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3年前、静岡県から小豆島に移住してきた太田翔さん。オリジナルのコーラを製造し、2023年7月から港の観光センターなどで販売している。

藤本紅美アナウンサー:
レモンを煮込んで作ったコーラ、いただきます。最初にかんきつの香りが広がって、その後スパイスの香り。スッキリしていて飲みやすい

商品名は「もったいないこーら」。一体何がもったいないのだろうか?

製造場所から、車で約10分。到着したのは収穫間近のレモン畑。

実はこの畑、太田さんが移住してきた3年前は、レモンの木が覆いかぶさるくらい草が生えていて、いわゆる耕作放棄地だったという。

管理する人がいないため、実った果実は放置され朽ちていくばかりだった。香川県では、過去1年以上作物を栽培せず、今後、数年の間で再び耕作する意思のない土地、「耕作放棄地」が増加している。

もったいないこーらファンド・太田翔さん:
誰の手にもかからず収穫されずだと、養分が実に抜けて実は朽ちて落ちるが、木の栄養が枯渇する。人の手が入ることは必要不可欠

土地の所有者に許可を得て、畑の管理を始めた太田さん。コーラには他にも、使い道がなく捨てられる可能性があったキンカンやダイダイなど、小豆島産の“もったいない果実”がブレンドされています

もったいないこーらファンド・太田翔さん:
小豆島には耕作放棄地が点在していて、背景をたどるときりがないが、なるべく島の先輩が育てたかんきつを何かに昇華して、同じ気持ちを持った人が集まって色んな取り組みが生まれていけば

(岡山放送)

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